ゴール・ドサンドイッチ・ガラス器
このタイプのゴール・ドサンドイッチ・ガラス器はイタリアのカタコンベにて発見され、その出土地から「カノッサタイプ」といわれている。
紀元前3~2世紀頃、ヘレニズム時代の技法で制作地は東地中海地域と考えられており、現存数は世界的に見ても数点程度であろう。
さいわい日本にもその時代の一つが収蔵されており、調査研究の好機に恵まれ再現する事が出来る様になったきわめて希有な技法である。
これらの金箔を使った装飾は遠く地中海地方から古代インド、唐を通じ仏教とともに日本に伝来し、現在は仏教美術と深く関わる截金として知られている。
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